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保護者の方へ
全国の医学生保護者の皆様へ 〜医師になる為に〜
国家試験9割合格の現状
現在、全国80大学に医学部があり、一大学一学年100名とすると、約48,000名の医師を目指す医学生がいる計算になります。厚生労働省によって毎年 2月に実施される医師国家試験には、卒業予定者のほぼ全員(約7,600名)と国家試験浪人生を併せた約8,400名が受験し、その内の約7,700名の医学生が合格して4月から研修医となります。つまり、医学部を卒業しても、約1割の方は国家試験に合格できていないのが現状です。
「医学部入学」≠「医師」
このためほとんどの大学医学部、並びに医科大学では、自大学の国家試験合格率を向上させるために、より厳しい卒業試験を実施し、国家試験に合格できると思われる学生だけを卒業させております。卒業試験だけではなく、各学年でも試験が実施され、進級のために低学年から各進級対策をすることが必要になっております。さらに2005年からは文部科学省により、4年生時に臨床医としての資質を確認するための共用試験(CBT試験、OSCE)が導入されました。
このように、国家試験という大きな目標の前に、確実に乗り越えていかなければならないハードルが増加しております。国家試験受験までに医師になることを諦めざるを得ない学生も少なからずおり、すでに「医学部に入学」=「医師」という時代ではなくなりました。
進級・卒業にも対策が必要
1年生から6年生まで普通に勉強し、必要なタイミングに合わせて身に付けるべきことを習得できれば、進級して卒業、国家試験合格まで予定通りに進められるとお考えでしょう。しかし、各大学の卒業試験は国家試験と共に年々難易度が高まり、個人それぞれの対策では大変厳しい状況にあります。成績が常に上位にある場合は神経質になる必要はないと思いますが、下位30%前後に位置している場合は、意識的に試験対策に取り組む必要があるでしょう。低学年時においては医学の基本となる分野を広く学ぶことから、ここでつまずきがある場合には、その後の学習にも大きな悪影響を及ぼすと考えられます。また低学年に学習する「解剖生理」や「病態生理」等国家試験合格に不可欠な分野です。しかし、低学年の医学生の意識は低く、ついついサボりがちで知識を習得出来ていない学生が少なくありません。スムーズに国家試験に合格して医師になるためにも、医学生となった時からその学年学年に必要な医学知識を着実に習得していくことが求められています。
メックでは医師国家試験予備校のパイオニアとして30年の経験を活かして、低学年時から細かな成績分析と、ひとりひとりに必要な対策を行っております。一斉の学習だけでは難しい各大学の試験に対しても、集積した情報と徹底的な個人成績分析を基に、「何が必要」で「何を優先」して学習すべきかなど、合格のためのあらゆる対策を個別指導しております。
同時に、ご家族にも、試験合格のために必要な学習の進め方のご説明を行い、学生本人のモチベーションを保つための精神的サポートなどもお願いしております。
メックは豊富な経験で、医師を目指す医学生とそのご家族をリードし、サポートして参ります。
2012年3月
医師国家試験予備校メック
代表 佐野倫代
医師国家試験概要
医師国家試験とは
【厚生労働省より示される試験内容】
臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能。
【出題内容】
出題範囲は、基礎医学・臨床医学・社会医学など、すべての医学関連科目。
また、科目ごとではなく、全ての科目を取り混ぜた総合問題形式の試験である。
問題はそれぞれの専門分野から選出された医師国家試験委員によって考案される。
医師として知っておくべき内容として、4年に1度厚生労働省より「医師国家試験出題基準(ガイドライン)」が発表され、その項目・疾患・症候などを基本として問題が作成される。
【試験構成】
試験は3日間で計500題の選択肢問題で行われる。
一般問題は各1点、臨床実地問題は各3点で計算される。
【合格基準】
以下を全て満たした者を合格とする。
| 一般問題(総論+各論) | 相対基準 |
| 臨床実地問題(総論+各論) | 相対基準 |
| 必修問題(一般問題+臨床実地問題) | 絶対基準(8割以上) |
| 禁忌肢選択数 | 絶対基準 |
過去3回の合格基準は、一般問題・臨床実地問題は相対基準で63%〜66%。
必修問題は絶対基準で80%。
| 区分 | 106回 | 105回 | 104回 |
| 一般問題 | 134点/200点(67.0%) | 127点/197点(64.5%) | 123点/196点(62.7%) |
| 臨床実地問題 | 427点/600点(71.1%) | 368点/588点(62.6%) | 378点/585点(64.6%) |
| 必修問題 | 160点/200点(80.0%) | 160点/200点(80.0%) | 160点/200点(80.0%) |
| 禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | 3問以下 | 3問以下 |
大学別医師国家試験合格情報
既卒生の合格率グラフ
受験回数を重ねるごとに、合格率は著しく低下する。

医学部6年間の一般的な流れ
| 学年 | 大学における主な学習内容 | メックの対策 | |
| 1年 | 「教養科目+早期臨床体験実習」 | ||
| 2〜3年 | 「基礎医学」 (解剖学・病理学・生理学・細胞学など) |
各コース | |
| 3〜4年 | 「臨床医学」 (内科学・外科学・小児科学・産婦人科学など) |
各コース | |
| 4年 | 「共用試験」・・・OSCE+CBT | 各コース | |
| 5年 | 「病院実習」 | 各コース | |
| 6年 | 4〜6月 7〜8月 9〜12月 2月 |
「選択実習」 「マッチング」 「卒業試験」 卒業判定 「医師国家試験」 |
各コース |
卒業試験
大学により、試験の概要は異なる。
例 : T大学卒試概要
3回の卒業試験の平均得点で判定が下される。
例年、第1回が8月上旬、第2回が10月上旬、第3回が11月上旬に実施される。日程は国試に準じて3日間で、約500題出題される。結果発表は12月上旬。
例年、平均得点率は73%前後であり、合格基準は一般・臨床は68%、必修は80%となっている。
合格基準に達しない場合は卒業留年となる。追試等は一切なし。
※各大学の卒試情報につきましては、メックまでお問い合わせ下さい。
現役生各種試験
参考大学
| 1年生 | 各科目定期試験 |
| 2年生 | 各科目定期試験 + 基礎総合試験(3月) |
| 3年生 | 各科目定期試験 |
| 4年生 | 各科目定期試験 + 共用試験(CBT・OSCE) |
| 5年生 | 総合試験(年2回 : 8月、1月) |
| 6年生 | 卒業試験(年2回 : 8月〜9月、11月) |
※各大学の試験情報につきましては、メックまでお問い合わせ下さい。
用語集
- 総論
- 解剖、生理、症候、検査、治療、診察、保険医学、法律といった、医学・医療全体に関わるテーマ。基礎的な知識と各科目を横断する幅広い知識が問われる。
- 各論
- 疾患の症状や検査、診断、治療などのテーマ。科目別、臓器別に分類され、個々の疾患に対する知識が問われる。
- 医師国家試験出題基準(ガイドライン)
- 医師国家試験の「妥当な範囲」と「適切なレベル」とを項目によって整理し、4年ごとに厚生労働省が発表する。いわば国家試験のルールブックで、第107回医師国家試験から、新ガイドラインに変更される。 メックではこの「医師国家試験出題基準(ガイドライン)」を分析し、国試対策の際に役立てている。
- 一般問題
- 問題文は一行程度で短く、症例を取り上げるのではなく、あるキーワードについての知識を問う問題。配点は1題1点。合格基準は相対基準で、例年65〜70%。
- 臨床実地問題
- 症例文を読み、それについての所見や対応を問う問題。配点は1題3点。合格基準は相対基準で、例年65%前後。
臨床実地問題には1症例に対して1題のものの他、1症例に対して3題の「長文問題」がある。長文問題は例年10症例で30題出題され、1症例の配点が9点となるため、重要である。 - 必修問題
- 医師として必ず知っておくべき知識を問う問題で、いわば「常識問題」の100題。
基本的知識だからこそ、合格ライン8割という絶対基準が設定されている。
一般問題と臨床実地問題の両方で出題される。 - 絶対基準
- 受験者全体の平均点や、順位に関係なく、必ず得点しなければならない合格基準。
- 相対基準
- 受験者全体の平均点や、順位により変動する基準。
- 禁忌肢
- 患者の死亡や臓器の機能廃絶に直結する選択肢や、極めて非倫理的な選択肢。第106回医師国家試験を例に取ると、禁忌肢を4つ選んでしまった場合、たとえ他が満点でも不合格となる。どの問題・選択肢が禁忌肢であったのかは、公表されていない。
- CBT(computer based test)
- 4年生時に行われる共用試験のうち、5年生から開始される臨床実習に必要な「知識」を問われる試験。「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に準拠した内容で実施される。
例年6ブロック、全320題で、各ブロック所要時間は60分。受験者により出題の順番が異なるように、パソコン画面上にランダムに問題が出題されるようにプログラムされている。
実施は各大学に任されており、学年末の12月〜3月に行う大学が多い。
成績は、OSCEや、各大学での進級試験や学期試験等の個別の評価と組み合わせて、臨床実習開始に適切かどうかを評価する目的で、各大学で利用される。このため合格基準は各大学により大きく異なり、6割を絶対基準とする大学や、成績不振者への追試が行われる大学、CBT試験とは別に進級試験も行う大学など、様々である。 - OSCE(オスキー objective structured clinical examination:客観的臨床能力試験)
- 4年生時に行われる共用試験のうち、5年生から開始される臨床実習に必要な「臨床能力」を問われる試験。「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に準拠した内容で実施される。ステーションと呼ばれる各ブースにて、医療面接、頭頸部診察、胸部診察とバイタルサインの測定、腹部診察、神経診察、外科手技と救急などの実技を試験される。6ステーションが必要最小限で、大学によってはさらに多くのステーションで実施される。
成績は、CBTや、各大学での進級試験や学期試験等の個別の評価と組み合わせて、臨床実習開始に適切かどうかを評価する目的で、各大学で利用される。 また、臨床実習後にその成果を評価するために、advanced OSCEを導入する大学も増えている。 - マッチング (日本医師臨床研修マッチングプログラム)
- 医師免許を取得した後、診療に従事しようとする場合には、2年以上の臨床研修が義務付けられている。
マッチングとは、研修希望者と研修を行う病院との組み合わせを決定するシステムのこと。研修したい病院を登録すると、病院側が受け入れたい研修医の希望登録と組み合わせて、アルゴリズムにより結びつける。
翌年の国試受験予定者(主に6年生)は、免許取得後の4月から研修を受ける病院を決めるため、例年8月末までにマッチング参加登録を行い、10月末には希望病院を登録する。
医学生は、研修病院の希望を決めるために4年生の春頃から6年生夏までに見学に行き、希望病院として登録する病院の採用試験を受ける必要がある。
マッチングの詳細につきましては、「
マッチング協議会」にお問い合わせ下さい。
第106回医師国家試験情報
【第106回医師国家試験について】
1.試験期日 2.試験地 3.試験内容 4.受験資格 5.受験手続 6.合格者の発表 7.手続き及び問合せ先 8.その他 9.8に関する問合せ先
【第106回医師国家試験問題構成】
実施日、詳細時間割、新出題形式、総括
【合格率・合格基準】
合格率(第104回〜第106回)、合格基準(第104回〜第106回)
医師免許申請手続き
メックでの対策
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