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《2025年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第47回:ラストスパート! 冬模試の成績で自身の立ち位置を確認しよう」

2025.12.10

医学生のみなさまこんにちは!

医師国家試験対策予備校メック大阪校のラーニングインストラクター(L.I)「L.I Nisshy」です!

第120回医師国家試験受験生にとっては、いよいよラストスパートの12月になりましたね。医師国家試験まで残り約2カ月。とうとう直前期が到来です。
メックは最後まで、全力でサポートと応援を続けてまいります!
そして今回のコラムは「医師国家試験対策のラストスパートについて」がテーマです。
ぜひ参考にしてくださいね!

第47回:
ラストスパート!冬模試の成績で自身の立ち位置を確認しよう!

ラストスパートの時期、残された時間に焦り、「とにかく過去問を解きまくるぞ!」 と決意して意気込む受験生は少なくありません。もちろん、過去問演習で仕上げるのは王道の学習法です。しかし、時間が限られたこの時期。闇雲に問題を解くだけでは効率がよくありません。
そこで今回のコラムでは、効率重視の“メック流のラストスパート必勝法”を紹介します。

🔥メック流のラストスパート必勝法🔥

  • 一. 冬模試の成績分析すべし
  • 二. タスクを整理すべし
  • 三. 追い込みは優先順をつけるべし

一.冬模試の成績分析すべし

医師国家試験合格への近道は、「冬模試の結果を分析し、現在の成績を正確に把握すること」に尽きます。
その他の2つ、「二. タスクを整理すべし」「三. 追い込みは優先順をつけるべし」はまた今後の機会で詳しく説明します。今回は最重要ともいえる「冬模試の成績分析」について、弊社「冬メック模試」を題材にして説明していきます。

① 全国での立ち位置を確認

成績表の見方は「第43回:模試の要は受験後に有り」でも解説したように、冬模試でも同じ手順でご自身の成績を確認します。
確認したいポイントはこちら:

●総合成績⇒自分の得点率と平均得点率の差を確認
●総論/各論/必修の得点率を総チェック

直前期に突入したこの時期は、特に「必修問題」の得点率が重要です。ここで、前回の第119回医師国家試験の合格基準を見てみましょう。冬模試の得点率が、第119回の合格基準を超えていれば、ひと安心です。

■ 119回合格基準
一般・臨床得点率 ➡ 73.7%以上
必修得点率 ➡ 80%以上
禁忌肢問題選択数➡ 3問以下

上の数字を上回っていれば“合格圏内”として、ひとまずOKだといえます。

② 自身の成績を分析

冬模試の分析では、次の4項目が特に重要です。

成績分析のチェックポイント4点

☆【1】正答率の高い問題の得点率
一般・臨床問題の得点率 ➡ 80~85%取れていたら及第点。

☆【2】系統別成績(分野毎の得点率)
平均を下回った分野=弱点分野です。
直前期の優先順位にも直結します。
勉強法に迷ったときは、弱点分野の克服を優先してください。

☆【3】科目別誤答数
分野ごとの得点率からさらに掘り下げて、各科目の誤答が集中した科目を特定してください。苦手科目を優先的に復習することで、得点力が向上します。

☆【4】ブロック別の得点率
最初のブロック(A/D)が低い→夜型生活の可能性があります。医師国家試験本番まで時間がある今のうちから、朝型へ移行しておくことが国試本番の安定につながります。

成績分析は以上です。

★模試の復習について
冬模試から医師国家試験本番にかけて、多くの受験生が冬模試で出題された問題をくり返し復習しています。
これまでのコラムでは、口酸っぱく「正答率60%以上の間違えた問題を優先して復習しましょう」とお伝えしてきました。
実は冬模試で正答率40~50%の問題は要注意です。このレンジの正答率の問題は、模試後に受験生が復習をくり返す傾向にあります。その結果、正答率は高まり、“医師国家試験本番では正答率が高い問題”に変化する可能性があるのです
直前期に突入したこの時期ならではの内容です。余力のある受験生は、正答率40%台の問題もなるべく確実にしておきたいところです。

受験後の成績分析まで含めることで、残り2カ月の戦い方が明確になります。

ー メック模試をまだ受験していない方へ ー
冬メック模試は、現時点の実力を正確に確認できるうえ、予想問題も多数収録した直前期必須の模試です。
業界最大の受験者8,000名超(例年の数字)だからこそ示せる、信頼のデータです。確実な自分の成績分析と立ち位置の把握にお役立てください。
受験後の成績分析で弱点が把握できて、医師国家試験本番までの限られた時間で「何を優先すべきか」が明確になります。直前期の学習効率を最大化したい方に、冬メック模試は最適です。

メック模試はコチラ

医師国家試験本番までの2カ月で行いたい勉強法

ここからは、本番までの2カ月間の勉強メニューを具体的に説明していきます。
①~⑧にまとめています。ちなみに、⑥と⑦は勉強法コラム44回でも説明した “毎日コツコツ” シリーズです。
学習スケジュールを立てるためには、本番までの残り日数と学習量を調整しながら組み立てる必要があります。それぞれの大まかな日数をお伝えしているので、参考にしてみてください。学習日数だけでなく、さらに細分化して1日のタイムスケジュールを決めるのも、有効です。
たとえば、“毎日コツコツ”の⑥・⑦は午前中や夕方以降。メインとなる①~⑤と⑧の学習内容はそれ以外の時間などといった具合です。時間を細かく定めることで、より学習が捗ることでしょう。

① 冬模試(冬メック模試)の見直し(目安:5〜7日)
平均正答率が高かったにもかかわらず、誤答した問題を洗い出し、それを優先して見直してください。模試解説書を熟読し、重要なポイントはご自身のノートなどに書き込んで理解を深めましょう。

② 弱点分野・科目の復習(目安:12月中)
1科目あたり3〜4日が目安です。復習は、直近3〜5年分の医師国家試験の過去問(119〜115回)で十分仕上がります。
過去問を解くだけでなく、ご自身のまとめノートでの振り返りも忘れずに行ってください。その他、問題集や解説書で「重要問題」「ポイント」として強調されているところももきちんと学習し、知識整理をしておくことが大事です。

③ 過去の医師国家試験3〜5年分(119回~115回)の演習(目安:12月下旬〜年始)
医師国家試験の過去問を演習し、全体を仕上げる意識を持ってください。1年分あたり「演習2日+見直し2〜3日」で回しましょう。スケジュールに余裕がある方は5年分、弱点分野や科目の復習を重視する方は3年分を演習しましょう。
※オススメは1年分につき、問題演習2日、見直し2~3日の計5日間で行うイメージ。

④ 講座を受講(目安:12月〜1月中旬)
得点率UPの専用講座や、まとめ講座の受講をしておきたいところです。
さらには、「必修」「公衆衛生講座」の対策講座は12月中の完了が理想です。
メックオススメ👍 ➡ メックの直前期シリーズ

⑤ 模試の解き直し(目安:1月中旬〜)
6年生で受験した模試の見直し(メック模試なら夏メック模試)に取り組みましょう。過去問の仕上げだけでなく、“新問(オリジナル問題)”の耐性がつきます。
模試一つあたり問題演習を2日、見直しを2~3日の計5日間でまわしてみましょう。

⑥ 公衆衛生対策(毎日)
「12月からガッツリ対策」「1月から効率的に対策」それぞれのパターンを紹介します。公衆衛生は、勉強法コラム44回でも紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

– Pick Up –

「12月からガッツリ対策」「1月から効率的に対策」それぞれのパターンを紹介

★「12月からガッツリ対策」

・10年分(119~110回):1日30問×25日前後で終了
このペースなら、医師国家試験本番までに2~3周はまわせます。

★「1月から効率的に対策」

・5年分(119~115回):1日30問×10日前後で終了
1月から始めても、このペースなら国試までに2~3周はまわせて、十分間に合いそう!

⑦ 必修対策(毎日)
「12月からガッツリ対策」「1月から効率的に対策」それぞれのパターンを紹介します。必修は、勉強法コラム45回46回でも紹介しています。あわせてチェックしてみてください。

– Pick Up –

「12月からガッツリ対策」「1月から効率的に対策」それぞれのパターンを紹介

★「12月からガッツリ対策」

・10年分(119~110回):1日40問×25日(合計1000問)

★「1月から効率的に対策」

・5年分(119~115回):1日35問×15日(合計500問)

いずれのパターンで進めても、医師国家試験本番までに2~3周はできるはずです。 必修は積み上げが重要なので、毎日触れるルーティンをつくるようにしましょう。

⑧ 大人気講座を受講
医師国家試験直前はDr.孝志郎の「LAST MESSAGE」通称「ラスメ」をオススメします。全問オリジナル&改変問題で最終アウトプットをすれば国試対策は万全です。

【直前期の学習スケジュール例】
下の画像をタップ(クリック)すると12~1月の学習スケジュール例を確認できます。

学習スケジュール例

白紙のスケジュール表もご用意しております。こちらからダウンロードして、上の学習スケジュール例を参考に、ご自身の記録用としてご利用ください。

医師国家試験までの過ごし方・注意点

生活リズム:12月は“朝型”への最終シフト期間

医師国家試験は 朝9時30分 に開始します。夜型のまま本番を迎えると、朝のブロックで十分にパフォーマンスが出ないケースが毎年必ずあります。
12月は無理なく朝型へ切り替えられる“最後の調整期間”。

●起床・就寝時間を一定にする

●試験当日をイメージして起床、朝の準備時間を含めてシミュレーション

こうした規則正しい朝型生活を心がけ、本番当日の安定したスタートにつなげましょう。

学習リズム:本番と同じ時間帯、休憩リズムで勉強

生活リズムと同じく、学習の時間帯も医師国家試験仕様に整えることが大切です。
「夜型のままでは最初のブロックにエンジンがかかりにくい」
これは勉強法コラムでもくり返しお伝えしてきた内容ですが、直前期においては特に重要です。夜型タイプの方は“スロースターター”になりやすく、本番では不利になることも。
ここからは覚悟を決めて、

●朝9時〜9時半に学習開始

●18時半まで集中力を維持する練習

これは本番の時間帯と一致しています。ブロックと同じ長さで問題演習を行い、休憩も本番と同じタイミングで取る、という“国試シミュレーション勉強”も非常に有効です。

卒業試験の「燃え尽き症候群」に注意

毎年卒業試験を終えた受験生のなかには、少なからず、いわゆる “燃え尽き” に陥ってしまう方がいます。
「卒試をがんばってようやく終わったし、少しくらい休んでも大丈夫だよね」
そのように気が抜ける気持ちもよくわかりますが、もう医師国家試験までは残り2カ月なのです。すぐに年末がやってきて、気がついたらお正月も終わっている、そんなスピードで時間は過ぎ去ります。
医師国家試験の最直前期は、「やるべきことが終わらない」「時間が足りない」と嘆く受験生の声があちらこちらで聞こえてくる時期です。
卒試と国試は別物と割り切り、卒試を乗り越えた勢いを消さず、その勢いで国試対策に突入することが最も重要です。卒試後はできる限り早くエンジンを再点火しましょう。

今回のコラムは以上となります。
医師国家試験まであと少し。ここから先勉強はもちろんですが、体調管理にも十分気を配ってがんばっていきましょうね。
メック講師、スタッフ一同、最後まで医師国家試験受験生を応援します!

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