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コラム

《2026年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第55回:勉強しているのに成績が伸びないのは何故?」

2026.08.26

医学生のみなさまこんにちは!
予備校メック ラーニングインストラクター(以下L.I.)「L.I. Nisshy 」です!

みなさま、日々の学習状況はいかがでしょうか。

医学部では、学年が上がるにつれて試験の種類や求められる力が変わっていきます。2年生・3年生では基礎医学や臨床医学の進級試験、4年生前後ではCBT試験やOSCE、5年生・6年生では臨床実習と並行した復習、卒業試験、医師国家試験対策が大きなテーマになります。

ただ、学年や試験の種類を問わず、「勉強しているのに成績が伸びない」と悩む学生さんが多くいます。

これまで私、Nisshyが出会ってきた「勉強しているにも関わらず、なぜか成績が伸びない」という医学生のみなさまは、以下3つのいずれかの学習パターンに当てはまっている方が多い印象です。

第55回:勉強しているのに成績が伸びないのは何故?

伸び悩みやすい学習パターン3選

過去問演習で伸び悩む晴子さん、好奇心旺盛型の剛憲さん、短期集中型の花美さんと一緒に、この3つの学習パターンの問題点と対処法を確認していきましょう。

晴子さん(過去問演習で伸び悩み)

私立大学医学部在学中。出身は神奈川県。趣味はスポーツ観戦。整形外科志望。
過去問演習を中心に問題数をこなしているわりに点数が伸びず、「このままの勉強法でよいのかな」と悩む。

剛憲さん(好奇心旺盛型)

国立大学医学部在学中。出身は同じく神奈川県。趣味は小学生から続けているバスケ。小児科志望。
気になることがあると、テキストの範囲を越えてどんどん調べたくなる。深く学ぶことに熱中しすぎて、スケジュール通りに学習が進まない。

花美さん(短期集中型)

私立大学医学部在学中。出身は神奈川県。趣味は始めて間もないバスケ。
試験直前になると一気に集中して勉強する短期集中型。これまでは直前の追い込みで試験を乗り切ってきたものの、学年が上がるにつれて、同じ勉強法に限界を感じ始めている。

とりあえずアウトプットしておけばなんとかなるはず!?

1. 過去問演習に偏っている

晴子
学年が上がって、勉強時間が取りにくくなり、過去問をひたすら回しています。それなりの問題数を解いているのですが、模試でいい点数が取れません。

晴子さんのように、「過去問の演習をしているのに成績が伸びない」医学生の方は少なくありません。このパターンで伸びない学生さんは、特に医師国家試験対策が本格化する6年生で増える傾向です。

6年生で陥りやすい理由の一つが、臨床実習やマッチング活動で多忙になり、勉強時間の確保が難しくなることです。5年生までは、試験前に「講座受講で勉強(インプット)」→「過去問演習(アウトプット)」という流れで、インプットとアウトプットのバランスが取れた学習をしていた方もいると思います。

しかし、6年生になって時間が取りにくくなると、インプットを省略してアウトプットである過去問演習中心の学習に偏ってしまうことがあります。

晴子
たしかに、問題をたくさん解いていると「勉強している!」という安心感はあります。

過去問の「暗記」だけでは応用が利きにくい

過去問演習は重要な試験対策です。
ただし、問題数をこなせば「勉強している」という安心感がわきやすい一方で、むやみな過去問演習は、安心感と理解が比例しないこともあります。

最悪の場合、過去問演習だけに偏ると、“右から左へ問題を解くだけ”の単純作業に陥ってしまうのです。
問題数をこなすこと自体が目的になってしまうと、疾患や病態を理解するのではなく、過去問そのものを覚えて解答するような「暗記型学習」に近くなってしまいます。

晴子
たしかに過去問を何周も繰り返して解いていると、問題文を暗記してしまい、一文を見ただけで答えがわかってしまいます。

その点には注意しておきましょう。何周も同じ過去問を解くのは、暗記学習になりやすいのです。単なる暗記では、疾患の問われ方が少し変わっただけで解答できなくなりがちです。

進級試験やCBT試験では、講義内容や基礎的な理解をもとにした問題が出ますし、卒業試験や医師国家試験では、新問やオリジナル問題に対応する力も必要です。過去問そのものをまるまる覚えるだけでは、対応力を求められる問題でつまづきます

重要なのは、インプットである知識の吸収と、知識の整理までを学習に取り入れることです。

晴子
知識の吸収と整理……具体的には、どのように進めればよいでしょうか?

解決策:インプットと整理を学習に組み込む

各種試験講座を見返し、要点を確認しましょう。他にも、板書やご自身のノートを見直し、頻出疾患や重要知識を丸暗記ではなく、理解しながら覚えるようにしてください。

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学年や目的に応じた講座で試験対策

メックでは、医学部1〜6年生の学習段階に応じて、進級試験、CBT試験・OSCE、卒業試験、医師国家試験などの対策に役立つ講座・教材を案内しています。

▼メックの講座一覧はこちら
https://mecnet.jp/products/

そのうえで問題を解き、身につけた知識をアウトプットできているか確認します。

過去問演習を頑張っているのに伸び悩んでいる方は、努力が足りないのではなく、過去問の使い方を少し変えるだけで学習効果が上がる可能性があります。

過去問演習は大切です。ただし、学習の基本は、まず講座やノートを見返す知識の吸収(インプット)で、それを終えて次の段階で、知識をアウトプットする過去問の演習です。演習後は、あいまいな知識を整理すること。この流れが重要です。

調べすぎる!掘り下げすぎる!

2. 好奇心旺盛型

剛憲
私は、テキストに出てきた内容を、つい深く調べて時間を使いすぎてしまいます。医学を勉強していると、「なぜそうなるのか」が気になってしまって……。

剛憲さんは「好奇心旺盛型」による伸び悩みのようです。 「好奇心旺盛型」は、テキストに記載されている内容以外が次々に気になり、「調べる」「掘り下げる」ことに多くの時間を使ってしまうパターンです。医学を学ぶうえで、疑問を持って調べる習慣は大切な強みでもあります。

ただ、試験対策として考えると、学習の優先順位がくずれやすくなります。ひとつのテーマに時間をかけすぎると、本来押さえるべき重要疾患や、試験で問われやすい知識の暗記・理解が不十分になりがちです。

その結果、確信を持って選択肢を選べず、正答率の高い問題を落としてしまうことにつながります。

剛憲
でも、一つの病態のメカニズムを調べ始めるとあっという間に時間が過ぎてしまって、予定していたほかの科目の勉強が終わりません。

優先順位の崩れが「取りこぼし」につながる

試験対策として考えると、学習の優先順位がくずれてしまうことがあります。

「好奇心旺盛型」で伸び悩む方は、各種試験でまず押さえておくべき重要疾患や、試験で問われやすい知識の暗記・理解が不足していることがあります。

その結果、試験の際に確信を持って選択肢を選べず、正答率の高い問題を落としてしまうことがあります。

また、好奇心旺盛型の学習には、スケジュール通りに学習が進みにくいという特徴もあります。1つの科目やテーマに時間をかけすぎると、その分、ほかの科目の学習時間が削られていきます。

剛憲
たしかに、細かい知識は調べているのに、基本的な問題で迷ってしまうことがあります。どう改善すればよいのでしょうか?

解決策:時間を区切り、優先順位をつける

好奇心旺盛型の方は、“今すべきこと”と“今は後回しにしてよいこと”の優先順位をつけましょう。あえて時間を細かく区切って、ご自身で決めたスケジュール通りに学習を進める意識を持つのも大切です。

それに、試験までに全分野を復習する必要がある以上、ひとつの科目やテーマに時間をかけすぎるのも効率的ではありません。

まずは正答率の高い問題を確実におさえることから始めていきましょう。

試験直前に徹夜などで一気に詰め込む……!

3. 短期集中型

花美
私は、試験直前に短期で集中して詰め込むタイプです。徹夜にも頼ります。CBT以降、学習範囲が広くなってきて、自分のやり方が通用しなくなってきました。

花美さんのように、試験直前に徹夜するなどして、一気に知識を詰め込む「短期集中型」の方も一定数います。

ただ、人間は、基本的にはすぐに忘れてしまう生き物です。だからこそ、毎日コツコツ「忘れる前に覚え直す」ことが大切です。

短期集中型では、数日間の猛勉強で試験当日を迎えることもあります。しかし、睡眠不足は記憶力や集中力の低下につながるため、おすすめできません。また、生活リズムがくずれると、立て直すのにも時間がかかります

花美
試験が終わるとすっかり内容を忘れてしまいますし、体調もくずしがちで……。低学年の頃の定期試験はこれでなんとかなっていたのですが、やはり限界ですね。

睡眠不足によるパフォーマンス低下と反復学習の不足

短期集中型学習は、低学年の定期試験や一部の試験までは通用するかもしれません。しかし、つけ焼き刃の短期記憶だけでCBTのような総合試験に対応するのは難しくなります

膨大な医学知識に太刀打ちするためには、毎日きちんと学習時間を確保すること、それから一度学習した科目や分野を長期間放置しないように復習を繰り返すことが重要です。

医師国家試験のように、学習範囲が広くなる試験ほど意識しておきたいポイントです。

生活リズムを整えることの重要性

剛憲
実習にマッチング対策に病院見学。6年生になると、医師国家試験の勉強はどうしても深夜や早朝などになってしまい、生活リズムが乱れてしまいます。

生活リズムの安定が、学習の質と量の確保につながります

医師国家試験をはじめとした試験対策において、“生活リズムを整える”ことは重要です。メックでは、「1年を通じてムラなくコンスタントな学習が卒業試験や医師国家試験の合格には不可欠」という考えのもと学習計画を作成しています。

ただ、6年生は、実習が終了するまでの平日は忙しくて、学習時間をコンスタントに確保することが難しいのではないでしょうか。実習期間中は、土日と平日のちょっとした空き時間を利用して学習を進めることが重要です。

花美
実習後の学習についても、アドバイスをいただけると嬉しいです。

目安は「1日8〜10時間」の朝型学習

実習終了後から卒業試験に向けて、6年生は学習時間が一気に増えると思います。

6年生では、安定した生活リズムを維持しつつ、午前中に勉強を開始する生活を意識してほしいと思います。

この期間の学習時間の目安は1日8〜10時間です。

土日休日だとどうしても起床時間が遅くなってしまう方や、すでに勉強時間が夜型になってしまっていて早起きがつらい方は、いきなり早く起床するのは難しいと思いますから、まずは毎日の起床時間を固定してみることから始めてみてください。

剛憲
最初は無理のない起床時間で固定して、慣れてきたら少しずつ早める、という感じですね。

その通りです。医師国家試験は、朝9時半開始のブロックもあります。試験本番で実力をきちんと発揮するためには、夜型の生活のままでは難しいでしょう。普段の学習から、本番で力を出しやすい生活リズムに近づけていきましょう

花美
卒業試験も医師国家試験も一回で合格したいので、実習終了後は朝から勉強できるように生活を整えていきたいと思います。

とても良いと思います。成績が伸び悩んでいるときは、「もっと勉強しなければ」と考えがちですが、勉強量だけでなく、学習の方向や生活リズムを見直すことも大切です。

自分に合った学習ペースを確立するために

ここまで、成績が伸び悩む医学生に多い3つの学習パターンについてお伝えしました。

・過去問演習に偏っている

・好奇心旺盛型

・短期集中型

過去問を解く、気になることを調べる、試験前に集中して勉強する。
どれも、それ自体が悪いわけではありません。

ただし、学習のバランスがくずれると、勉強時間を確保していても成績に結びつきにくくなる場合があります。

「何から見直せばよいかわからない」

「自分の学習ペースが合っているか不安」

「試験までのスケジュールを整理したい」

「過去問演習や復習の進め方に不安がある」

このような場合は、第三者に学習状況を見てもらうことも一つの方法です。

メックの個別指導では、一人ひとりの目標や現在の学習状況を確認し、学習プランの作成や進捗確認を行いながら、必要な対策を進めていきます。対面・オンラインのどちらにも対応しているため、実習やマッチングで忙しい方も、自分に合った方法で学習しやすいのが特徴です。

メックでは随時お問い合わせを受け付けております。
勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方、学習方法に不安がある方や、「まずは話だけ聞いてみたい」という方も大歓迎です。

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