医学部生の保護者様へ

医師になるまでには、医学部に入学してから、最短でも6年かかります。
近年では留年と卒業延期等もあり、6年間での卒業が年々難しくなってきている現状があります。
そして、この6年間は医師になる為に必要な知識の習得と、
クリアしなければならない試験が待ち受けています。
そこで、最短で医師国家試験に合格する為に、保護者として知っておくべき知識を、お伝えします。

1年生〜2年生

この時期に取得する主な学習内容

1.解剖学 2.発生学 3.生化学 4.生理学 5.放射線生物学 6.分子生物学 7.細胞生物学 8.遺伝学 9.微生物学 10.免疫学 11.薬理学 12.病理学 13.公衆衛生学
※その他一般教養

進級に関して

この時期での留年する学生は0人ではありません。年々留年生の数は増加しています。
 ↓【理由】
*この時期に学ぶ『基礎医学』の理解と知識の定着が不十分であると、
4年生で受験する国家試験『共用試験』での合格が難しくなる為、知識未定着の学生は留年となります。
【留年する学生の傾向】
①医学部への入学が、学校推薦・AO推薦・自己推薦等、いわゆる大学受験をしていない

大学受験科目に生物を選択した学生にとっては、発生学、生化学、生理学、生物学等の知識習得がスムーズですが、その基礎知識がない学生にとっては膨大な知識量を整理できない傾向にあります。
②論理的な理解のみで学習をすすめてきた

医学知識は理解だけではなく、単純に暗記しなければならない知識も多くあります。
暗記が苦手な学生は根気強く学習できない傾向にあります。

どのような対策が必要か

1年生のうちから、基礎医学特に、膨大な暗記量が必要な生化学・生理学・生物学の学習の準備を進めましょう。
先輩から、担当の先生の情報や過去問題を入手するなど、試験への意識を持つことが重要です。

3年生〜4年生

この時期に取得する主な学習内容

基礎医学の知識習得から、臓器別の基礎知識習得に移行していきます。また、4年生で受験する共用試験対策の準備も始まります。

進級に関して

4年生で受験する『共用試験』は国家試験であり、合格基準が設定されています。合格基準に達しない場合は留年となります。

どのような対策が必要か

『共用試験』は、コアカリキュラム(*)に準じた内容の試験となります。そのため、コアカリキュラムを意識した対策が必要です。また、この試験はPCを使った試験ですので、事前に試験に慣れることも重要です。
*医学教育モデル・コア・カリキュラム(コアカリ)
医学生が卒業までに最低限履修すべき教育内容をまとめたもの。全カリキュラムの2/3程度で、残りは各医学部独特のカリキュラム。

5年生

この時期に取得する主な学習内容

ほとんどの大学では5年生の1年間はポリクリを実施します。ポリクリとはいわゆる臨床実習です。
机上の学習から、実際の医療現場で実践的学習をします。
この期間は1日中病棟で実習することから、知識習得の学習時間をとることができない学生が多くいます。
しかしながら、国家試験対策は5年生から始めることが重要です。
また、進級試験もありますので、実習と並行した勉強が必要です。

どのような対策が必要か

実習で回っている科で見られる疾患をもとに、国家試験で出題される頻出疾患の知識(病態生理から、症状・検査・診断・治療等)の習得が必要です。
早い時期から、国家試験の過去問題の傾向や内容に触れておくことが最も重要です。

6年生

この時期に取得する主な学習内容

当然のことながら、卒業試験合格と国家試験合格を意識した学習が必要です。
卒業試験は各大学によって内容は様々ですが、近年では多くの大学が国家試験レベルの試験となっています。したがって、国家試験対策が卒業試験対策にもなります。

どのような対策が必要か

国家試験の出題基準となるガイドライン(*)を意識し、頻出疾患や必修問題の傾向に沿った対策が必要です。
*医師国家試験出題基準(ガイドライン)
医師国家試験の「妥当な範囲」と「適切なレベル」とを項目によって整理し、4年ごとに厚生労働省が発表する。いわば国家試験のルールブックで、第108回医師国家試験から、新ガイドラインに変更された。 メックではこの「医師国家試験出題基準(ガイドライン)」を分析し、国試対策の際に役立てている。
【メックが提供する対策とは?】
膨大な医学知識を効率的に学習し、知識習得する為の講座・テスト・教材を提供しています。
また、それぞれの不得意分野を割り出し、個別に対応する『個人指導』は、年間約2000回以上実施しており、業界No,1の実績があります。
また、多くの講師が在籍し、チームとして学生をサポートしています。
詳細はこちらをご参照ください。

医師国家試験概要

医師国家試験とは
【厚生労働省より示される試験内容】
臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能。
【出題内容】
出題範囲は、基礎医学・臨床医学・社会医学など、すべての医学関連科目。
また、科目ごとではなく、全ての科目を取り混ぜた総合問題形式の試験である。
問題はそれぞれの専門分野から選出された医師国家試験委員によって考案される。
医師として知っておくべき内容として、おおよそ4年に1度厚生労働省より「医師国家試験出題基準(ガイドライン)」が発表され、その項目・疾患・症候などを基準として問題が作成される。
【試験構成】
試験は2日間で計400題の選択肢問題で行われる。
一般問題は各1点、臨床実地問題必修問題のみ各3点、それ以外は各1点で計算される。
【合格基準】
以下を全て満たした者を合格とする。
過去3回の合格基準は、一般問題臨床実地問題相対基準で62.8%~67.5%。
必修問題絶対基準で80%。
区分 111回 110回 109回
一般問題 128点/198点(64.6%) 125点/199点(62.8%) 129点/200点(64.5%)
臨床実地問題 381点/600点(63.5%) 388点/594点(65.3%) 405点/600点(67.5%)
必修問題 160点/200点(80.0%) 160点/200点(80.0%) 160点/200点(80.0%)
禁忌肢問題選択数 3問以下 3問以下 3問以下
区分 111回
一般問題 128点/198点(64.6%)
臨床実地問題 381点/600点(63.5%)
必修問題 160点/200点(80.0%)
選択数問題選択数 3問以下
区分 110回
一般問題 125点/199点(62.8%)
臨床実地問題 388点/594点(65.3%)
必修問題 160点/200点(80.0%)
選択数問題選択数 3問以下
区分 109回
一般問題 129点/200点(64.5%)
臨床実地問題 405点/600点(67.5%)
必修問題 160点/200点(80.0%)
選択数問題選択数 3問以下

大学別医師国家試験合格情報

既卒生の合格率グラフ

受験回数を重ねるごとに、合格率は著しく低下する。

医学部6年間の一般的な流れ

学年 大学における主な学習内容 メックの対策
1年 「教養科目+早期臨床体験実習」 詳細はこちら
2~3年 「基礎医学」
(解剖学・病理学・生理学・細胞学など)
詳細はこちら
3~4年 「臨床医学」
(内科学・外科学・小児科学・産婦人科学など)
詳細はこちら
4年 「共用試験」・・・OSCECBT 詳細はこちら
5年 「病院実習」 詳細はこちら
6年 4~6月 「選択実習」 詳細はこちら
7~8月 マッチング 詳細はこちら
9~12月 「卒業試験」卒業判定 詳細はこちら
2月 「医師国家試験」 詳細はこちら
学年 大学における主な学習内容 メックの対策
1年 「教養科目+早期臨床体験実習」 詳細はこちら
2~3年 「基礎医学」 詳細はこちら
(解剖学・病理学・生理学・細胞学など)
3~4年 「臨床医学」 詳細はこちら
(内科学・外科学・小児科学・産婦人科学など)
4年 「共用試験」・・・OSCE+CBT 詳細はこちら
5年 「病院実習」 詳細はこちら
6年 4~6月 「選択実習」 詳細はこちら
7~8月 「マッチング」 詳細はこちら
9~12月 「卒業試験」卒業判定 詳細はこちら
2月 「医師国家試験」 詳細はこちら

卒業試験

大学により、試験の概要は異なる。
例 : T大学卒試概要
3回の卒業試験の平均得点で判定が下される。
例年、第1回が8月上旬、第2回が10月上旬、第3回が11月上旬に実施される。日程は国試に準じて3日間で、約500題出題される。結果発表は12月上旬。
例年、平均得点率は73%前後であり、合格基準は一般・臨床は68%、必修は80%となっている。
合格基準に達しない場合は卒業留年となる。追試等は一切なし。
※各大学の卒試情報につきましては、メックまでお問い合わせ下さい。

現役生各種試験

参考大学
1年 各科目定期試験
2年 各科目定期試験 
+ 基礎総合試験(3月)
3年 各科目定期試験
4年 各科目定期試験 
+ 共用試験(CBTOSCE
5年 総合試験(年2回 : 8月、1月)
6年 卒業試験(年2回 : 8月~9月、11月)
※各大学の試験情報につきましては、メックまでお問い合わせ下さい。

マッチング

医師免許を取得した後、診療に従事しようとする場合には、2年以上の臨床研修が義務付けられている。
マッチングとは、研修希望者と研修を行う病院との組み合わせを決定するシステム。

医師国家試験情報

医師免許申請手続き

医師免許申請手続きについて > (出典:e-Govウェブサイト )
※外部サイトへ遷移します

メックでの対策

既卒生の
保護者様
通学
コース案内
個人指導
コース案内
6年生の
保護者様
e-school
コース案内
5年生の
保護者様
4年生の
保護者様
2~3年生の
保護者様

医師国家試験出題基準(ガイドライン)

医師国家試験の「妥当な範囲」と「適切なレベル」とを項目によって整理し、4年ごとに厚生労働省が発表する。いわば国家試験のルールブックで、第112回医師国家試験から、新ガイドラインに変更された。 メックではこの「医師国家試験出題基準(ガイドライン)」を徹底分析し、効率的かつ効果的に医学知識を習得できる講座や教材を開発している。

一般問題

問題文は一行程度で短く、症例を取り上げるのではなく、あるキーワードについての知識を問う問題。配点は1題1点。

臨床実地問題

症例文を読み、それについての所見や対応を問う問題。配点は必修問題のみ各3点、それ以外は各1点。

総論

解剖、生理、症候、検査、治療、診察、保険医学、法律といった、医学・医療全体に関わるテーマ。基礎的な知識と各科目を横断する幅広い知識が問われる。

各論

疾患の症状や検査、診断、治療などのテーマ。科目別、臓器別に分類され、個々の疾患に対する知識が問われる。

相対基準

受験者全体の平均点や、順位により変動する基準。

必修問題

医師として必ず知っておくべき知識を問う問題で、いわば「常識問題」の100題。
基本的知識だからこそ、合格ライン8割という絶対基準が設定されている。
一般問題と臨床実地問題の両方で出題される。

絶対基準

受験者全体の平均点や、順位に関係なく、必ず得点しなければならない合格基準。

禁忌肢

患者の死亡や臓器の機能廃絶に直結する選択肢や、極めて非倫理的な選択肢。第111回医師国家試験を例に取ると、禁忌肢を4つ選んでしまった場合、たとえ他が満点でも不合格となる。どの問題・選択肢が禁忌肢であったのかは、公表されていない。

OSCE(オスキー objective structured clinical examination:客観的臨床能力試験)

4年生時に行われる共用試験のうち、5年生から開始される臨床実習に必要な「臨床能力」を問われる試験。「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に準拠した内容で実施される。ステーションと呼ばれる各ブースにて、医療面接、頭頸部診察、胸部診察とバイタルサインの測定、腹部診察、神経診察、外科手技と救急などの実技を試験される。6ステーションが必要最小限で、大学によってはさらに多くのステーションで実施される。

成績は、CBTや、各大学での進級試験や学期試験等の個別の評価と組み合わせて、臨床実習開始に適切かどうかを評価する目的で、各大学で利用される。 また、臨床実習後にその成果を評価するために、advanced OSCEを導入する大学も増えている。

CBT(computer based test)

4年生時に行われる共用試験のうち、5年生から開始される臨床実習に必要な「知識」を問われる試験。「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に準拠した内容で実施される。

例年6ブロック、全320題で、各ブロック所要時間は60分。受験者により出題の順番が異なるように、パソコン画面上にランダムに問題が出題されるようにプログラムされている。

実施は各大学に任されており、学年末の12月~3月に行う大学が多い。

成績は、OSCEや、各大学での進級試験や学期試験等の個別の評価と組み合わせて、臨床実習開始に適切かどうかを評価する目的で、各大学で利用される。このため合格基準は各大学により大きく異なり、6割を絶対基準とする大学や、成績不振者への追試が行われる大学、CBT試験とは別に進級試験も行う大学など、様々である。

マッチング (日本医師臨床研修マッチングプログラム)

医師免許を取得した後、診療に従事しようとする場合には、2年以上の臨床研修が義務付けられている。 マッチングとは、研修希望者と研修を行う病院との組み合わせを決定するシステムのこと。研修したい病院を登録すると、病院側が受け入れたい研修医の希望登録と組み合わせて、アルゴリズムにより結びつける。 翌年の国試受験予定者(主に6年生)は、免許取得後の4月から研修を受ける病院を決めるため、例年8月末までにマッチング参加登録を行い、10月末には希望病院を登録する。
医学生は、研修病院の希望を決めるために4年生の春頃から6年生夏までに見学に行き、希望病院として登録する病院の採用試験を受ける必要がある。

※マッチングの詳細につきましては、「マッチング協議会」にお問い合わせ下さい。

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