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コラム

《2023年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第3回: 成績が伸び悩む医学生の傾向やパターンはある? ~前編~」

2023.06.05

こんにちは!メックのL.Iくまです。
今月は最初に、私たちラーニングインストラクターについて簡単にご説明させていただこうと思います!少々おつき合いくださいませ。

予備校メックには、各種試験対策の学習をガッチリと支える講師と、日々の学習・生活面をサポートするラーニングインストラクター(L.I)が在籍しています。
L.Iを一言で説明すると、「皆さまの学習を支えるサポーター&応援団」でしょうか。
記憶に新しいWorld Baseball Classicで躍動した侍JAPANだって、選手個々人の力+チームワークにプラスしてスタッフのサポートやファンの応援の力だってきっと大きかったはず!
スタッフのサポートやファンの力強い応援で勇気づけられて奮起した、っていう話、スポーツ選手やアーティストのインタビューでよく聞きますよね。
私たちL.Iも、メック生にとって常にそのような心強い存在でありたいと思っています。
……ちょっと良い感じに言い過ぎたでしょうか (;^_^A

L.Iとは何かを少しだけご理解いただいた上で、今回のコラムは、国試合格のためのサポーターL.IがL.Iならではの視点で「成績が伸び悩む学生さまあるある」をお伝えします!!

今回、前・後編でお話させていただくのは、以下3つの学習パターンです。

① 問題演習に偏る
② 好奇心旺盛型
③ 短期集中型

この3つのあるある学習パターンにプラスして、後編では「生活リズムを整えることの重要性」についてもご説明いたします。

第3回: 成績が伸び悩む医学生の傾向やパターンはある? ~前編~

✨第3回(前・後編)は医学生2名にご協力いただいた特別版です✨

E・Yさん
関東某国立大学医学部在学。出身は東北の某米どころ。
趣味はひとカラ。将来は消化器内科志望。

W・Dさん
関西某私立大学医学部在学。出身は関東の某海なし県。
趣味は動画編集。志望科は今のところ特にない。

■L.I森元
メック福岡校の心優しきL.I(ラーニングインストラクター)。福岡校を束ねるチーフL.I。
趣味は野球観戦(オリックスファン)。

■あるある① 問題演習に偏る

早速ですが、成績が伸び悩みやすい学生の傾向を教えていただけますか。

そうですね、私がこれまでL.Iとして関わらせていただいた多くの学生さまの中では特に、6年生になって問題演習に偏った学習する方は成績が伸び悩む傾向にあると感じています。
5年生時には講座を受講→問題を解く、という流れで学習して知識がある程度固まりつつあったのに、6年生になった途端、実習やマッチングで勉強時間がうまく取れないこともあってか、問題演習中心の学習に偏ってしまう方が一定数いらっしゃいます。

確かに、時間がないからとりあえず問題演習しとこう、っていうのはわからないでもないです。

そういう学習方法をされている方から、ご本人は「やっている感」があったのに試験で思ったような結果が出ずにショックを受けた、というお悩みの声をよく聞きます。

問題演習に偏ると成績が伸び悩むのはなぜですか?

もちろん、問題演習そのものが悪いわけではありません。
ただ、それに偏り過ぎると、単に“右から左へ問題を解く”それだけの単純作業になってしまいがちなんですね。
成績を上げるための手段として問題演習をしていたはずが、いつの間にか“数をこなして解く”ことだけが目的になってしまうんです。

ああ~、なるほど。確かに演習で問題数をこなしていることで「私がんばってるな」っていう達成感は感じてしまうかもです。

そうですよね。
でもそういう方は問題で取り上げられている疾患を知識として身につけるのではなく、過去問そのものを覚えて解答する、といった「暗記型学習」になってしまう傾向にあるんです。
そうすると、問われ方を変えられるとわからなくなって解答できなくなる、といったパターンに陥ってしまい、新問やオリジナル問題が出題される卒試や国試で結果を出すことが難しくなってしまうんです。

ではどのように勉強するのが良いのでしょうか。

やはり、アウトプットとなる問題演習ばかりに偏らず、インプットである知識整理をきちんと学習に取り入れることが必要になりますね。
インプットをする上で重要なのは、丸暗記ではありません。
講座を見てご自身で要点や板書をまとめたノートをしっかりと見直して、頻出疾患や重要な知識を理解しながら覚え込んでください。
この知識整理(インプット)をした上で、次に実際に問題を解き、身につけた知識をしっかりとアウトプットできているかを確認する、この流れが重要だと考えます。

なるほど、アウトプットだけでなく、6年生になってもまずはインプットを意識した学習することが大事なんですね。その他に「成績伸びない学生あるある」は何かありますか?

■あるある② 好奇心旺盛型

勉強しているつもりなのに成績が伸びないパターンでほかによくあるのが、『好奇心旺盛型学習』の学生さまです。
『好奇心旺盛型学習』というのは「調べすぎる」、「掘り下げすぎる」学習です。
テキストに載っている内容以外のことが気になってしまい、調べることにばかり時間をかけて、本当に押さえておかないといけない疾患や、知識の暗記・理解が不足してしまうんです。

調べたり、掘り下げたりって一見よさそうな勉強法なのになあ……。

確かに、色々調べた後は納得してすっきりすると思います。
ですが、この学習法の方は身についているべき重要な知識がフワっとあいまいになってしまっていることが多く、いざ試験となると確信をもって選択肢を選ぶことができずに、誤答してしまうんです。

……僕も思い当たるところがあります。そこさえ気をつければ成績は上がるんでしょうか!?

『好奇心旺盛型学習』の方は、気をつけなくてはならない学習ポイントがもう一つあります。
好奇心旺盛型の学習をする方は、ご自身が決めたスケジュール通りに学習が進まない方が多いです。
1科目ごとに調べたり掘り下げたりする時間が長いので、当然のことながら他の人よりも終了までに時間が掛かり、その分他の科目の学習時間が削られてしまいます。
結果として、模擬試験や卒試、国試までに計画していた全分野の復習が終わらず、不安な状態で試験に臨むことになってしまうんです。

わーやっぱり僕のことですね……。不安しかないまま進級試験を受けて、ギリギリもいいところ。めちゃくちゃ焦りました……。どのように対策したらよいのでしょうか。

大事なのはやはり、自己満足の学習ではなく、
“すべきこと”と“後回しにして良いこと”の優先順位をきちんとつけた学習をすることです。
そのためにはあえて時間を細かく区切って、ご自身が決めたスケジュール通り学習を進める、という意識がとても重要になります。

実は私も、なかなか計画通りに復習を進められないことが多いんです……。計画通りに進められないから見直すべき部分にあまり時間をかけられなくて、先日の試験でも正答率の高い問題を何問か落としてしまいました……。満遍なく勉強しておけば良かった、っていつも後悔します。

そうでしたか。課題はご自身で気づいていらっしゃるようですし、みんなが取れる正答率の高い問題を確実におさえていくことから始めていきましょう!

ありがとうございます。よくわかりました。僕も気をつけて勉強してみます!
もう一つ聞きたいことがあって。
友人に短期集中型の学習をする人がいるんですけど、この学習方法って大丈夫なんでしょうか?

中高時代から、「短期集中型!」という方も結構いらっしゃいますよね。それでは次回は「短期集中型学習」についてお話させていただきます!

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