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《2026年度版》予備校メック流
医学生のためのオススメ勉強法はコレだ!
「第56回:【Pre-CC OSCE】ってどんな試験? 3~4年生向け・本番の流れと対策を徹底解説」

2026.09.11

こんにちは、予備校メックのラーニングインストラクター(L.I)「L.I Nisshy」です!

今回のコラムでは、臨床実習へ進むための大きな関門である「OSCE(Pre-CC OSCE;客観的臨床能力試験)」をテーマにお届けします。

OSCEは、実際の診療現場を想定した実技試験です。CBT(解説はこちら)とともに共用試験の一つに位置づけられており、これらを通過しなければ臨床実習に参加することができません。

いよいよ各大学で実施時期が近づいてきましたが、医学生から以下のような質問がよく届きます。

「そもそもPre-CC OSCE(以下:OSCE)って何を評価されるの?」
「試験当日はどんなふうに動けばいい?」
「対策はいつから、どうやって進めるべき?」

こうした疑問や不安を抱えている3〜4年生の医学生に向けて、試験の基本概要から当日のリアルな流れ、そして効果的な対策方法までをわかりやすく解説していきます。

第56回:【Pre-CC OSCE】ってどんな試験?3~4年生向け・本番の流れと対策を徹底解説

◆まず知っておきたい!OSCEの基本と試験の特徴

●OSCEでは何を評価される?

OSCE(Objective Structured Clinical Examination)は「客観的臨床能力試験」と呼ばれます。

医学生が臨床実習に出る前に、面接・診察・基本手技などの臨床スキルをしっかりと身につけているかを客観的に評価する試験です。
OSCEでは、単に知識を問うだけでなく、臨床実習に必要な基本的な力が総合的に評価されます。

主な評価ポイントは以下です。

評価ポイント

患者とのコミュニケーション
POINT 01

患者とのコミュニケーション能力・態度

適切な対話や、わかりやすい説明ができているか

診療・診断・手技の基本能力
POINT 02

診療・診断・手技の基本能力

基本から応用まで、臨床現場で必要なスキルが身についているか

判断力
POINT 03

判断力

限られた時間内で、状況に応じた適切な判断を行えるか

●いつ実施?

実施時期は各大学のカリキュラムによって異なりますが、多くの場合、臨床実習開始前の4年生8月~翌年2月頃にかけて行われます。

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OSCEの実施時期やCBTとの重なり具合は大学ごとにバラバラ。
「いつから実技の対策を始めれば?」
「CBTの勉強との両立は?」

など、自分にぴったりの学習ペースに迷うことも多いですよね。
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●本番を受ける試験環境は?

大学内に設けられた「ステーション」と呼ばれる複数の部屋を回る形式で進みます。ステーション内には、打腱器、舌圧子、ペンライトといった診察器具やゴミ箱などがあらかじめ用意されています。
医療面接や診察の課題では、SP(Standardized Patient)と呼ばれる模擬患者に対して実技を行い、機構(CATO)から認定された評価者(自大学および他大学の教員等)が、基準に沿って採点・評価をします。

◆OSCEで出題される10領域をチェック

●必須8領域+任意2領域をおさえよう

OSCEは、以下の10領域(必須8領域+任意2領域)から出題されます。
基本的には1つの領域につき1課題が割り当てられ、課題ごとにステーションが分かれています。

【必須領域】

1.医療面接
2.全身状態とバイタルサイン
3.頭頸部診察
4.胸部診察
5.腹部診察
6.神経診察
7.基本的臨床手技
8.救急

【任意実施の領域】

9.四肢と脊柱
10.感染対策

※「9.四肢と脊柱」「10.感染対策」は必須ではなく、各大学が任意で実施する領域です。実施の有無や構成は大学ごとに異なるため、自大学の実施概要もあわせて確認しておきましょう。

◆OSCE本番をイメージ!ステーションの構成と進み方

大学内に設けられた「ステーション」を順番に回ります。

ステーションの構成例

※大学ごとに課題の構成やステーションの順序が異なる場合があります。
必ず自大学の実施概要を確認し、早めに傾向を把握しておきましょう。

一般的には、医療面接、身体診察(例:頭頸部、胸部、腹部、神経診察)、手技といった領域ごとの課題を分けてステーションが構成されています。受験生は、課題を一つずつ各ステーションで順番に行います。

●試験当日の「ステーション」の入室から退室までの動きを確認

ステーション内の基本的な流れを紹介します。

<ステーションの基本的な流れ>

1. ステーション入室→氏名と受験番号を申告。
※大学によって方法が異なるため、当日の指示に従ってください。

2. 課題の確認→入室後、課題シートに記載された指示を確認し、必要に応じて手指の消毒を行います。

3. 合図で試験開始→開始の合図に従い、課題シートの指示に沿って診察・手技を実施します。
※試験時間は医療面接10分、その他の領域は5分です。

4. 退室 → 終了後、次のステーションへと移動します。

課題シートには患者さんの症状や診療の指示が記載されています。
限られた試験時間の中で課題を進めるためには、課題シートの指示を正確に確認することが大切です。課題内容を把握したうえで、落ち着いて診察・手技に取り組みましょう。

◆先輩たちに聞く! OSCE本番の体験談&アドバイス

実際にOSCEを経験し、合格を勝ち取った先輩たちのリアルな体験談をご紹介します。本番特有の緊張感や、陥りやすいミスを防ぐための参考にしてください。

● 実技系の課題について

Aさん 迷っても止まらないことが大切

診察途中に、手順の記憶があいまいな課題に出くわしました。焦ってフリーズせず、今できることを最後までしっかりやり切るよう心がけました。もし迷ったら、わかるステップから着実に進めていくのも一つの手ですよ!

Bさん 堂々とやり切りましょう

胸部診察では、診察部位に自信が持てなかったのですが、評価者に不安な表情を見せないよう、最後まで堂々とした気持ちを意識して取り組みました

Cさん 想定外の状況でも落ち着いて

バイタル測定の際、血圧測定用の台を設置し忘れるミスをしてしまいました。焦りましたが、とっさに自分の手で患者さんの腕を支えて心臓の高さに合わせ、無事に乗り切りました。予期せぬミスがあっても、冷静に臨機応変な対応をすることが大切です!

●滅菌手袋の装着・ゴミの分別について

Dさん 手袋装着は開始直後が肝心

滅菌手袋をはめる際、素手で外側(清潔部分)に触れないよう要注意です。試験開始直後は緊張でケアレスミスが出やすいので、まずは一息ついて落ち着きましょう

Eさん 自分の手袋のサイズは確認しておこう

自分にピッタリ合う手袋のサイズをあらかじめ把握しておくのがコツです。サイズが合わないと手元がもたつき、不慣れな印象を与えてしまいます

Fさん 急ぎ過ぎて手袋をやぶらないよう注意

手早く装着しようと焦るあまり、手袋を破りそうになりました。普段なら簡単にできる作業も、本番のプレッシャー下では思うようにいかないものです。深呼吸をしてマイペースを保ちましょう

Gさん ゴミの分別は意外な盲点

ゴミの分別は意外と見落としがちなポイントです。感染性廃棄物と非感染性廃棄物を正しく区別して捨てる基本動作は、しっかり頭に入れておきましょう

● 医療面接について

Hさん 面接冒頭の確認を忘れず

医療面接がスタートしたら、最初に模擬患者さんの氏名と生年月日を確認する手順を絶対に忘れないでください!

Iさん 聞いて、メモして、共感しましょう

質問して得た情報は、その場でしっかりメモを取りながら順序立てて問診を進めましょう。患者さんの話に耳を傾け、あいづちや共感の姿勢を示すことでスムーズな信頼関係が生まれます。本番を想定した実践演習を積んでおけば、当日は自信を持って臨めますよ

■ OSCEを突破するための「対策時期」と「4つのステップ」

●対策開始は1カ月前が目安

受験生の多くは、試験の「3週間~1カ月前」から本格的な対策を始めています。
まずはOSCEの出題形式や採点基準を確認し、自分の弱点や不安な手技を洗い出してください。そのためにも、早めの情報収集と基本動作の反復練習が成功のカギです。

●オススメのOSCE対策

① 評価基準と試験内容を把握する
まずは、OSCEの課題サンプルを確認しましょう。採点基準などを把握することが第一歩です。
医学系OSCE公開資料/公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構 (cato.or.jp)

② 学校教材や動画講座で弱点をなくす
各種OSCE対策本、講座動画を活用して、手技の不安や知識の抜けをなくしましょう。
「定型外の質問が来た時に必要な情報を聞き出せるか不安」「臨床推論が正しくできているか自信がない」「評価者の前で緊張してしまう」という方には、座学で学んだ後に実践動画で確認できる対策がおすすめです。

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③ 友人と本番を想定したロールプレイを行う
受験生の友人と「医師役」「患者役」に分かれ、本番を想定したロールプレイを行うことで精度が高められます。

④ スムーズに動けるまで反復練習
医療面接には時間制限があるため、時間内に必要な情報を聞き出し、手順を進められるようになりたいところです。本番をイメージして、頭で考えなくても自然な流れで体が動くようになるまでくり返し練習することが大切です。

今回は、OSCEの全体像と具体的な対策方法についてご紹介しました。
OSCEは、実技を「できるようになる」までくり返すことが合格への一番の近道です。緊張感のある実技試験ですが、準備をしっかりすればきっと大丈夫です。
本番で実力を100%発揮できるよう、今から少しずつ取り組んでいきましょう!

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