
定期的に模試の結果を分析してくれたり、MEC iチューターで反復学習ができたり、学習環境が整っているのがメックの良いところです。
海外医学部卒業生コース
湘南鎌倉総合病院
志井田 海 先生
センメルワイス大学卒(ハンガリー)
自己紹介
- Q
- 出身大学、卒業の時期・帰国の時期を教えてください。
- A
-
センメルワイス大学(ハンガリー)です。卒業は2024年の6月、帰国は7月です。
- Q
- 現在の勤務病院を教えてください。
- A
-
湘南鎌倉総合病院です。
- Q
- 将来どのようなドクターになりたいですか?
また、目指している科でどのようなことをしたいかを教えてください。
- A
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救急に行きたいと考えていますが、循環器内科に行ってからにするか、救急外科に行ってからにするか、最初から救急に行ってしまうか検討中です。また、必ずどこかのタイミングで大学院に行きたいと思っています。
- Q
- 救急を志望する理由を教えてください。
- A
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日本を出たあとに、各地で豪雨や地震などの災害があったりコロナが流行ったりしても、見ていることしかできないのが歯がゆくて。もちろん資格がないので仕方がないんですけど、自分の大切なものとか大切に思う国がある中で、何もできないのがつらかったというか無力なのがやるせなかったです。
医者になっても「専門家じゃないので何もできません」っていうのは医者の本質としてどうなんだろう?と思い救急を選びました。
メック入会の決め手
- Q
- 予備校を検討し始めた時期は?
- A
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2024年の5月くらいでしょうか。他社のプログラムも見たりしましたが、予備校に行かなくても個人の努力で結果は変わる気がしていました。ですので、まだこの時点では具体的に入会までは考えてなかったです。
- Q
- メックを知ったきっかけ何ですか?
- A
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母から教えてもらいました。海外にいた頃はメックのことは全く知らなかったです。
- Q
- メックに入会を決めた理由、魅力と感じた部分について教えてください。
- A
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サポート体制がしっかりしているところが魅力でした。スケジュールを組んでくれたり、できていないところをはっきり指摘してくれたり、ペースメーカーのラーニングインストラクターがいることがありがたいと思いました。
メックに入会して良かったこと
- Q
- 日本語診療能力調査対策について良かったことを教えてください。
- A
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ドクターズカンファレンスがあったことと、みんなで集まって「ここは良くないよね」「ここは良かったよね」って確認しあう場があったのが良かったです。他人を見つつ、自分も見ながら学べるのは有意義でした。
僕は日本語診療能力調査の対策でコースの個別指導を使い切ったのですが、マンツーマンでやっていただけるのが良かったです。現役臨床医からのアドバイスもとても参考になりました。
- Q
- 医師国家試験対策について良かったことを教えてください。
- A
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最初は正直ペースが速すぎて日本語もわからないし漢字も読めないし、なんでこんなに教材を読まなきゃいけないんだ?と戸惑っていました。でも最後はその教材がすごく役に立ったと感じました。最初の戸惑いがあったからこそ、最後は腑に落ちたというか、かゆいところに手が届く感じというか。最後の2カ月くらいで聞きたいところをしっかりと学べました。
やはりペース配分というかスケジュールを組んでくれるのが本当に良かったですね。他の予備校や個人で勉強している人より、早めに全教科1周がさらっとでも終わっている、というのは安心感がありました。
- Q
- 他に何か良かったと感じることはありましたか?
- A
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個人的には学習環境が整えられているのが良かったです。自分で成績表を見てもよくわからなかったので、定期的に模試の結果を分析して教えてくれるのもすごく助かりました。MEC iチューターでの反復学習もとても良かったです。演習した問題数や学習量は自信につながりました。
あとは先生の講義が面白かったことでしょうか。先生ごとに色々な味があって、「この先生、マンガ好きなんだろうな~」とか思いながら講義を受けていました(笑)。中でも印象に残っているのは直前系の講座です。それと、メックは生講義もありますが、動画視聴できる講座もたくさんあるんですね。そうするとわからないところや重要なところは動画を停止して確認しながら学習できるので、個人的にはそこも勉強しやすいと思ったポイントです。
マッチング・その他
- Q
- 日本で医師になろうと思った理由は何ですか?
- A
-
実は最初は日本に戻ってくる気はなかったんです。ドイツで働く予定だったのですが、最後の最後に考えたときに、自分はやはり救急がやりたいと思ったので日本に戻ることにしました。
元々救急科に興味があったのですが、ドイツには救急がないんですよね。色々な科の人が集まって対応する、みたいな感じで救急専門医は制度化されていないんです。
また、ドイツは初期研修がなくて最初から自分の行きたい科に行くのですが、医師的な観点から見ると、日本みたいに最初に様々な科をまわることって必要なんじゃないか?とも思ったので日本での就職を決めました。
感じ方は人によるとは思いますが、僕はドイツでは学ぶよりもその日その日をこなしていく感じというか、目の前の仕事に徹してしまうような気がして。学ぼうと思って行ってもあまり学べない気がしたんです。日本だと病院側も初期研修の中である程度教えるっていうスタンスだと思うんですよね。日本の平均寿命が長く、医学の質が高いのはそれが理由だと思います。あとは母国で医者をできなくてどうするんだ、と思ったのもありますね。
- Q
- マッチングはいつ頃から動き始めましたか?病院見学には行きましたか?
- A
-
7月、10~12月で4回行きました。どのような雰囲気で研修をやっているのかを見るっていう目的で行っていました。
- Q
- 海外と日本の国試の違いや、それに伴う学習方法の違いについて教えてください。
- A
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海外は筆記試験がなくて口頭試問が多いから、自分の知っている方向にある程度誘導できるんですよ。筆記は知っているか知らないかっていうのが大きいので、日本の勉強はそこが大変でしたね。僕は14歳から日本を離れていたので漢字が苦手だったんですね。ですから教材を読むのが最初は本当に大変でした。口頭試問だと全体的に見てくれるのは良いのですが、フォーカスするところが違うなあ、とは思いました。海外では病気の機序とか遺伝子、分子レベルとかを大まかに聞かれるのですが、日本はピンポイントで聞かれるのでそこが全然違うな、と思います。
- Q
- メックに入る前に日本の医師国家試験の対策はしていましたか?
- A
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全くしていなかったです。2教科くらいはやったかな。でもこれもなんとなくだらだらやるって感じでした。
- Q
- 日本に戻ってからは医師国家試験に向けてどのように学習されていましたか?
- A
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前述の通り漢字が苦手たったので、まずは教材やノートに漢字を書いて克服していきました。読むのは理解できても、書けない漢字が多かったですし。
あとは日本の勉強はパターンを覚えることが必要だったので、MEC iチューターで問題演習をひたすらやっていました。過去問ベースだからそれが良かったですね。直前期は厚生労働省のホームページに掲載されている過去問をプリントアウトして回数別でやっていました。電車に乗っている間も問題を解いていたので、直前期は1日400問くらい解いていたでしょうか。
もちろんこなすだけじゃなくて、「何故この選択肢があるのか」とか「何故これが間違いなのか・正解なのか」とか選択肢考察もちゃんとしていました。
入会を迷っている後輩への
メッセージ
それから海外に行っていた人はまずは日本語に変換する作業が大変だと思うので、できるだけ怯まずに日本の教材に触れていきましょう。
もし合格が難しくて医者になれなかったとしても、自分には別の道もある!くらいの気持ちでいるのがいいと思います